新年あけましておめでとうございます。
旧年中は多くの方々のご愛顧を賜りましたことを改めて御礼申し上げます。
本年も変わらぬご愛顧を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
エルスウェア社員・ライターから、新年のご挨拶代わりに、
2015年に面白かった【ゲーム】【映画】【アニメ】【小説】【マンガ】をご紹介いたします。
お楽しみいただければ幸いです。
そんなこんなで手元の読書メモを探ってみたらば、今年は
『貨幣システムの世界史(増補新版)』(黒田明伸、岩波書店)
『ヨーロッパ・ユダヤ人の絶滅』上下(ヒルバーグ、柏書房)
『井筒俊彦全集』(慶應義塾大学出版会)
『大黒天変相』『観音変容譚』(弥永信美、法蔵館)
『非線形な世界』(大野克嗣、東京大学出版会)
『サイコパス・インサイド』(ファロン、金剛出版)
……などを興味深く読んでおりました。大半、小説企画の資料としてですが^^;。
【新城カズマ】
https://twitter.com/SinjowKazma
http://sinjow.tumblr.com/
https://note.mu/sinjowkazma
http://d.hatena.ne.jp/sinjowkazma/
2015年のお正月は咳のしすぎで肋骨が肉離れして超絶痛くて歩けなかったので家で延々とハチミツとウイスキーをかけたオートミールを食べながらアニメを観てました。世界には面白いアニメや映画や小説や漫画がたくさんあると思うのですが、それはわかっているんですけど、なんかもう仕方なくて一ヶ月くらいずっと録画ユリ熊嵐の一話を繰り返し繰り返し見ていました。ユリ熊を見ると唾液があふれて止まらないのです。OPのボンジュール鈴木さんの「らーらららー」というコーラスを聞くだけで、小倉唯さんの声を聞くだけで、ものすごい多幸感に包まれてしまって、痛む肋骨を押さえながらなんとか出社した時にも、早く家に帰ってユリ熊を見ようとしか思えず、ユリ熊のことを考えただけでどこでも唾液があふれ、あの禁断症状からなんとか生還できたのが夢のようです。もう熊ならなんでもいい気持ちで熊嵐とシャトゥーンを読みましたけどどちらも最高ですね!
【小川楓】
https://twitter.com/sakanagirl
最近好きなゲームと言えば『NO RETREAT!』ですね。2015年に50回はプレイしたかと。ウォ-ゲーマーならわかる言葉で表現すると、たかだか50駒で独ソ戦を表現するとはって感じです。次は『太平洋戦史』。こちらも30回はプレイしたかなと。艦これファンにはお勧めですよ。どちらもボードゲームなんでよろしくです。
【羽田智】
ゲーム作りしてます。
『ウォーゲームハンドブック2014』バルバロッサ作戦
http://a-gameshop.com/SHOP/WGH005.html
2015年、面白い作品は色々ありましたが、個人的に特筆するなら「ワンパンマン」ですね。原作もコミカライズもアニメも、どれも面白くてたまりません。特に原作は、続きが早く読みたくてちょくちょく更新されていないかチェックしてしまいます(そしてがっかりする)。それ以外では、「シンデレラガールズ」のアニメが非常に良かったです。3rdライブにも行っちゃいました。「弱虫ペダル」も原作・アニメともに面白かったです。
週刊マンガ雑誌では、(全部は読んでませんが)ジャンプ系が強かった1年だったんじゃないかと……。2016もヒロアカのアニメ等、期待作が色々と待ち構えています。一体どんな面白い作品に出会えるのか、今から楽しみでなりません。
【孝岡春之介】
『Fate/Grand Order』のシナリオが大好きです!涙と笑いとシリアスと謎と冒険と萌えと燃えをコンパクトにこれでもかこれでもかと詰め込んだ物語は、ソシャゲのシナリオライティングを仕事にしている方なら、絶対見るべき、やるべき、見習うべきです。…それにしても守護英霊召喚システム・フェイトの(メタ的な意味で)素晴らしい機能性よ…過去の偉人を召喚しちゃう系システムの完全上位互換ですものアレ。戦国武将を女体化しちゃう系ゲームも、武器兵器擬人化しちゃう系ゲームも、神様女神様召喚しちゃう系ゲームも、全部全部(設定的にギリギリ)再現可能なんですからね…。あらゆる夢と浪漫と伝説を詰め込めるシステム…それはまさに聖杯…。昨今の世界観設定では「MMOVRRPGに閉じ込められちゃう系ストーリー」に匹敵する(あるいは、凌駕する)汎用性があるのではと愚考しております。
【藤城柊ニ】
梟(ふくろう)の話をしましょう。
小人の目からみた巨大な存在として、ミミズクを描いた樫木祐人『ハクメイとミコチ』2巻から2年弱。海の向こうからついに大本命がやってきました。
ネズミたちの中世を描いた大作ファンタジーコミック、デイビッド・ピーターセン『マウスガード 1152年 冬』。
吹雪の中を進むネズミたちの強行軍。その背後から、隻眼のミミズクが迫る……。その威容はさしずめマウス領におけるドラゴンと言えるでしょうか。最終決戦ではモンスターの王と呼ぶにふさわしい存在感をみせつけます。
猛禽類の仲間であるワシ、鷹、ハヤブサに比べ、イメージ戦略で後れをとっている感のある梟。本作はあらためて梟のバイオレンスなカッコよさに気づかせてくれることでしょう!
「でもミミズクって梟にカウントしていいの?」「……た、たぶん」
【池梟リョーマ】
今年のいちおしアニメは『Go!プリンセスプリキュア』。そこはかとないイモっぷりによって序盤はチームメイトの陰に隠れがちだった主人公・春野はるか嬢が、中盤後半にかけてドンドン魅力的になってきてるのがイイですね。個人的にはシリーズ最高傑作では、と思っているので、年明けからのクライマックスにも期待です。それと、3DCGの発達が日進月歩すぎてコワいっす。
【小金井ゴル】
https://twitter.com/KoganeiGol
あけましておめでとうございます。フリーランスの私がここにいていいのかとも思いますが、せっかくなので。
2015年のおすすめ本というと『月の部屋で会いましょう』(レイ・ヴクサヴィッチ/岸本佐知子・市田泉・訳/東京創元社)ですかね。とにかく素っ頓狂なシチュエーションの話ばかりで、しかしせつなく切実な読後感の残る作風。たとえば「皮膚が宇宙服と化し、宇宙へ飛び出す奇病が蔓延した世界でのラブストーリー」とか「愛する女と触れあうたびに頭が燃え上がったり指の骨がなくなったりと、奇怪な現象に苛まれる男」とか「セーターの中で行方不明になる話」とか「自転車と融合して生きる種族と、それを駆り立てる樹上の蛮族」とか「サンタが死んだ。デパートのイベントの真っ最中だ」とか。
電子本では井上ひさしの戯曲が次々とリリースされているのが嬉しい。文庫化されてない作品もあったりしてね。ハヤカワさんと白水社さんにも戯曲の電子化を期待したいところですが、まあ売れまいなあ。
そうそう、ついに藤子・F・不二雄作品の電子化も始まったのでした。早く『モジャ公』が出ないかなあ。
マンガとなるとなんといっても『ダンジョン飯』(九井諒子/ビームコミックス)になっちゃうんですが、第2部スタートに期待して『エシカルンテ』(森和美/KCイブニング)の名を挙げておきましょうか。
【木村航/茗荷屋甚六】
昨年の主な仕事は下記の通り。
『神魔×継承! ラグナブレイク』シナリオ・カードテキスト執筆。
『パラプラ学園』(イラスト・やむ茶/KADOKAWAスニーカー文庫)
『PSYCHO-PASS サイコパス 選択なき幸福』剱拓真ルート・シナリオ担当。
『朗読劇 「PSYCHO-PASS サイコパス」 ‐ALL STAR REAL ACT』脚本。
深見真氏と共著。主に公安局パート担当。
『PSYCHO-PASS サイコパス 追跡者 縢秀星』ドラマCD下巻脚本。桜井光氏と共著。
なんだかすっかりニトロプラスの人のようですが、フリーランスですんでお仕事ぜひ。
※Twitterアカウント https://twitter.com/J_Myougaya
2015年で面白いと思ったアニメは『少年ハリウッド』です。
個人的にアイドルを題材としたアニメ作品はハズレが少ないと思っていたので すが、これはその中でもギャグとシリアスのバランスが絶妙で、かなり の良作 だと思います。
まあ男性アイドルなので、いわゆるアイドルモノとは別ジャンルになるかもし れませんが。
てか、『アイマス』とか『SHOW BY ROCK』とか、2015年はアイドルモノが多 かった気がしますね(笑)。
【菅野紳士】
『HAWAII FIVE-0』ファイブゼロではなく、ファイブオー。ハワイが舞台の海外ドラマです。ストーリーのテンポのよさ、言葉の選び方、会話のキャッチボールの面白さが1話43分の中にギュギュッと詰め込まれていて、とても勉強になります。日本語吹替も秀逸で、オリジナル版と合わせて2度も美味しく頂けます。そしてハワイに行きたくなる……。2015年も海外ドラマ漬けでした。今年もたくさんの作品に出会えますように!
【ゆーます】
http://twitter.com/yumassigoto
今年のヒットは『世界の辺境とハードボイルド室町時代』。内戦に揺れる現代のソマリアと室町時代の日本を比較し、その類似性を対談形式でわかりやすく紹介しています。読んでいるうちに感じる奇妙な親近感は、アフリカだろうとどこだろうと、人間の営みは変わらないんだな、という事実をつきつけてくれます。近年流行りの異世界ファンタジーの参考書にどうぞ。
【菅沼誠也】
電撃文庫『ストップ!まりかちゃん』でデビュー。一迅社文庫『タイム・スコップ』、
『ゆるゆりノベルアンソロジー』等を経て、現在はフリーライター。
最近好きなショタといえばですね、筋ショタです。お兄さんとショタ、これは素晴らしい組み合わせです。なによりショタ攻が熱いです。小さい体に不釣り合いなパワーを秘め、お兄さんがいないと暴走してしまうため離れられない二人……なんて熱いです。暴走するたびに周囲を傷つけてしまう弟を、兄は優しく包み込んでくれるけれど、いつしか体は限界に近づき……なんて物語がどこかにありませんかね!? あ、おすすめ作品は『ウォーキング・デッド』です! ゾンビパニックドラマ最高です! グロテスクな映像が大量に登場しますが、スリリングな人間ドラマ、荒廃した世界で荒んでいく人間たち……ドラマチックな展開に目が離せません。もちろん少年も登場します! ゾンビものが平気な方はぜひぜひ!
【正田川太郎】
2015年は良作映画が豊富な年でしたが、
その中でもイチオシなのが『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』です。
見ているだけでお腹が空いてくるおいしそうな料理、
フードトラックでアメリカを横断するロードムービー要素、
深まる親子愛。
傑作です。幸せな気持ちになれる映画が観たい方は、是非。
【高安慎吾】
https://twitter.com/sh_takayasu
2015年のオススメ菓子パンは、ヤマザキの「クリームサンドチョコケーキ」です!
その名のとおり、クリームを挟んでチョコをコーティングしたウマパン。
薄くてちょっと固めのスポンジ生地が、駄菓子っぽくてグッドなのであります。
なぜかファミマにしか売ってないので、わが街のファミマ3軒をハシゴして全て買い占めております。
ゆえにうちのご近所さんは、その美味さを知らないどころか、存在すら知らないのであります。
【季菜こもち】
https://twitter.com/ud_tamago
2015年おすすめのゲームは『よるのないくに』でしょうか。百合っぽいというだけの理由で購入を決めた作品でしたが、ゲームをあまりプレイしない私でも楽しめるアクションRPGでした。ゲーム性、音楽、世界観もさることながら、もっとも魅力的だったのは主人公とヒロインの関係性です。お互いを大切に思い合うがゆえに起きるすれ違い。小説、あるいは映画を見ている時のようにのめり込んで彼女たちの行く末を見守っていました。誰も悪くないのに生まれてしまう悲劇。それがなんとも切ない。30時間程度でクリアできてしまい、もっと遊びたいと思ったのは久しぶりです。音沙汰はありませんが、サントラを聴きながら追加コンテンツの発表を待つ日々です。百合好きのかたは是非一度HPをご覧になってみてください。
【藤本武】
はっぴぃえんどのメンバーであり作詞家の松本隆、活動45周年記念トリビュートアルバムです。『木綿のハンカチーフ』、『硝子の少年』、『星間飛行』など誰もが必ずどこかで耳にしている松本隆の詞を、新録音源と朗読パートで生まれ変わらせた音源(+ブックレット)です。
草野マサムネが楽曲提供し、今回ついに本人による歌唱音源が公式公開となった『水中メガネ(chappie)』が目的で手にしましたが、全くのノーマークだったYUKIの『卒業(斉藤由貴)』が驚くほど新鮮な音源になっていました。
ストリーミングなどですませがちな昨今の音楽体験の中で、「買ってよかった!」と思わせる重厚感にあふれた作品です。
時代を先どりすぎることもなく、しかし風化もせず独特のノスタルジアを湛え続ける松本隆の言葉にふれるに好適な一作となっています。
【civic ethica】
http://pixiv.me/sakasakaykhm
お勧めの漫画というと、まず「暗殺教室」は外せませんね。DVDも揃えたし、映画も観に行ったし。
2015年入ってからハマったのだと、「僕のヒーローアカデミア」ですかね。なんか知らないけど萌える。そして燃える。ああいう青春もの好きですわ。
【上原聖】
ここ最近、好きなものといえばユグスクタですね。皆さんもご存知の通り、テワアタミ洞窟の壁画からこの遊戯が53億年の歴史があることが証明されています。メインの戦法はメジャーなものとしてはメヤキとヌタマヤがありますが、やはり私は前者ですかね。触手にプラス7のぬめり修正がつくのは大きいですよ。
【獨伝把奥郎】
2015年は「サガシリーズ」が25周年だったそうです。
てなわけで、高橋は25周年を祝し、アンリミテッド:サガをプレーしなおしてました。判定リールに振り回され、ラスボスに全滅させられ「やー、辛いわー」とか言いながら楽しんでおります。
アンサガに限らず、このシリーズ、どこか尖ったシステムを持ってます。ゲームバランスも全体的に難しめ。その分、ギリギリでクリアできた時の嬉しさは一入です!
尖ったゲームがお好きな方は、シリーズまとめて是非。
2016年はロマンシングサガ2の移植と、久々の完全新作がVitaで出るという事で、ワクワクが止まりません。
……や、その前に高橋はvita確保しなきゃいけないんですけどね!
【高橋一希】
https://twitter.com/Takahashi_KZK
いまさら私から紹介するのも恐縮ですが、2015年で一番推したいのは映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」ですね。さすらいの者が民を救う伝統的な英雄譚としての体裁を取りながらも、ネジの外れた(あるいはネジ過多な)メカ&キャラたちが胸焼けする程に画面を駆け回る。それでいて中身は男性の弱さや愚かしさ、そして女性の強さや逞しさを描いているのです。映画を象るあらゆる要素が上質な大傑作ですので、皆さんも今一度V8を讃えませんか?
【仮巣恵司】
https://twitter.com/N_charis
すっかりAndroidスマホがゲーム機です。
『仮面の勇者』で久々にエンディングのあるゲームをクリアする満足を得ました。
先の展開見たさに課金した自分に驚いてます。
昔ながらのRPGが好きだけどプレイ時間があまり取れない方にオススメです。
王道展開なので、間が空いても話に入っていけるのもいいですね。
今やっているのが『ドラゴンシンカー』。
音楽の笹井隆司さんに惹かれてやり始めましたが、マップの親切さと素朴なやりこみ要素が心地良いです。
【上岡統】
http://mypage.syosetu.com/323582/
2015年のお薦めなら機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズですね。久々に真面目に見ています。丁寧にキャラクタを立てていく展開と、今まであまり無かった鈍器での殴り合いが面白いです。その分展開が遅くなっているのが弱みなので、纏めて鑑賞するとより面白いかもしれませんね。プラモも出来がよくて組んでいて楽しいです。
【河瀬圭】
現在クラウドゲームズさんのリンクブレイブにマスターとして参加させて頂いております。
ツイッターはこちら。 https://twitter.com/kawase_kei
2015年前半は謎の熱病にかかり、後半は主に左腕を使い物にならない程度にケガをして正に寝たきり状態でしたが。
そんな私が非常にハマったのが「麻雀」でした。覚えやすいルール、多彩な勝利条件はゲームとしてやはり良く出来ていると思います。幼稚園児の頃から各種レートで打ってきましたが、左腕が使えなくてもなんとかなるし、スマホのアプリも充実してますし。
特に麻雀漫画の「むこうぶち」の2015年の動きは面白かった!
麻雀の妖精(笑)の傀さんと、麻雀の勇者(?)石川さんの対比が下手なギャグマンガより興味深く石川さんが出ない回は物足りないくらいです。ファンタジー麻雀な雰囲気はありますがバブリーな時代が思い出されて懐かしかったりします。御無礼。
【はなみずき頼】
https://twitter.com/hanamizuki_yori